不動産のツボ HP版 <住宅ローン 編>

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<会社が住宅ローン利子補給>

2009年12月現在、

100年に一度の不景気と言われますが、

西暦2000年頃も相当な不景気でした。


その頃のお客さんで、

指定の銀行から住宅ローンを借りれば、

会社が0.3%の利子補給をする、

というありがたい社内規定の会社がありました。

そのお客さんは住宅ローンを3000万円以上借りましたから、

単純計算で年間にして約10万円を会社が負担してくれたのです。

ただし「指定の銀行」は、ただ1行だけですから、 住宅ローンが通るかどうか、 私も不安でした。

(通らなければ売買契約が飛びますから) 。


お客さんの会社は東証1部上場企業で、当時株価は倒産価格でしたが、今は5倍くらいになってます。

因みに、会社指定の銀行とは「あさひ銀行」で、今は「りそな銀行」という名で存在しています。


私が物心ついた頃からの事を回想しますと、協和銀行という都銀がありました。

埼玉銀行と合併し一旦は名称を協和埼玉銀行としましたが、その翌年に「あさひ銀行」に改称。

合併・改称後も経営悪化が進み、最後は大和銀行に吸収合併という形で一つにまとめます。

そして吸収合併の翌月に大和の経営悪化が待ったなしの状態になり、先ずは「りそな銀行」と改称。

その翌月、政府が公的資金の注入を発表します。

この金融庁の発表後、バブル経済崩壊後14年続いた株価下落が止まり株価は猛反発を開始。

(この直前、アメリカがイラク侵攻を開始した事が株価反騰の直接のきっかけとも言われています)

今思えば金融界含む日本経済は激動の時代でした。


旧あさひ銀行、現りそな銀行の歴史はさておき、お客さんがあさひ銀行に申請した住宅ローンは

幸い、ローン特約期限ギリギリで、 なんとか全額OKが出ました。

よく調べると、こういう有難い社内規定があったりしますから、総務部と仲良くしておく事は重要ですね。

2009/12/09

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