不動産のツボ HP版 <新築・増改築工事 編>

新築・増改築工事
住宅ローン
おもしろ情報
購入・売却ノウハウ
不動産業界で働く

Ads by google

<専通(旗竿地)>

再建築不可ではないが、 土地の評価が低いものに「専通」というのがある。
(専用通路の略称。旗竿地という呼び方もある)

専通(旗竿地)とは・・・
道路に接する幅が狭い敷地であるため、 袋地状の地形に区画割りし、袋地の部分に家を建て、
細い専用通路で道路まで出られるようにした敷地の事だ。
(竿付きの旗のような形状なので旗竿地とも言う)


専用通路と言っても自分の土地であり、 通路の幅は概ね2mぎりぎりのものが多いので

巾2m×奥行10mの専通だと20u・・・つまり6.05坪は 通路としての使い道しかない。
車を停めるスペースにする場合も多いが、巾が狭すぎる。


開発業者が仕入れた土地の形状が、 奥行きの深い地形の場合、

専通(旗竿地)を数戸作らなければ、各戸がウナギの寝床のような細長い区割りとなってしまう。

ヘタすると2間間口の家ばかりになってしまい、みすぼらしい分譲地に見えてしまう。


専通(旗竿地)は、法的には何ら問題はないが、

・車の出入りが面倒
・建替えが技術的に面倒
・土地の評価が低く、買換え時に叩かれる ・・・などなど・・・なので、おススメできない。


ひどい専通になると、 長さが20mを超えるものもあり、大変不便だ。
巾2mの専通だと、長さは20mまでと法律で決まっているが、裏技を使えば30mまではイケる


また専通は、地相的にも良くないとされ、 その論拠は

「悪い気が入って来ても、袋状の部分に入って抜けないから」 という事だ。

それに対する分譲業者の答えは

「袋状の部分にお金が溜まっていくので、専通の家を買ったらお金持ちになれる」  だ。

はてさて、どっちが正しいんだろうか・・・?

不動産のツボ HOME
> 悲惨な専通

inserted by FC2 system