不動産のツボ HP版 <新築・増改築工事 編>

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<悲惨な専通(旗竿地)>

私が”下物”として預かった専通(旗竿地)の中古住宅で最も悲惨だったのはこういう物件だ。

@専通の幅2m。専通の奥行き約10m。

線対称に専通の家が向かい合わせに建っていて、向かいの家が専通部分に駐車しており、
自分の通路部分には幅が足りずに駐車できない。(専通によくあるパターンの区画割です)


A敷地の裏側が川で、造成がいい加減だったためだろう、川の方に土地が沈下していた。

そのため、家に入ってすぐに感じるほど、家が傾いていた。
特に2階がひどく、ベランダに出る掃出窓が閉まらない。(通常、2階に上がるとわかりやすい)
1階も、裏の川に面した部屋に入ると、めまいがするほど傾いていたので相当ひどかった。
昔の家の基礎は布基礎なので、地盤が緩いと建物が不等沈下しやすい。

現在の木造住宅はほぼ100%ベタ基礎なので、不等沈下はまず無いといっていいでしょう。


B公道と敷地の間に他人名義の土地があり、法律上、敷地が道路に接していなかった。

普通に考えると、自分の敷地は接道義務を果たしてないので建築はできない。

 

さて、日頃から業者同士の付き合いをしていたお蔭か、

仲の良い仲介業者が買い手を見つけてくれ、うまく買換えが成功した。

普通は傾いた家など買わないだろうが、この買い手さんの職業が大工なので

建築業者の知り合いもいる事だし、ジャッキアップで家を起こす事ができるからだった。


また、接道義務に関してよく調べると、 他人名義の土地も、実は地目が「公衆用道路」で

その他人地を含めて市の認定道路となっていた。 よって、建築基準法上は問題がなかったのだ。


ちなみにこの傾いた家の持ち主は、 買った当時の収入もかなり多かったのだが、

ローンに対して慎重で、物件価格の安い専通を選んだ結果、 買換え時には安く売らざるを得ず、

「正に、安物買いの銭失いになっちゃったね!」 と嘆いていた。

下物(シタブツ)・・・買換えの際の下取り物件。今の家。

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