不動産のツボ HP版 <新築・増改築工事 編>

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<床と幅木の隙間(フローリングと幅木)>

フローリング床と幅木の間にスキマができることもあります。


幅木は壁に固定されていますが、

床は根太の上に載った状態で固定されています。

それぞれを支えている物が別の物なので

根太が痩せればフローリングが沈み、スキマが発生するのです。


これは直さないのが最も現実的な対応です。

幅木だけをうまく取り外して下にずらせばいい、 と素人は考えがちなのですが、 そう簡単にはいかないのです。

壁のクロスは、 幅木を取り付けた後に貼るからです。

つまり、幅木を下へずらすと、クロスが貼られてない部分の壁が露出してしまいます。

つまり、外見上 綺麗に直すには、 クロス貼替えの追加工事も必要になってくるのです。


クロスの貼り替えは、以前にも書きましたが 糊材の残りのせいなどで、 壁の凹凸が出来てしまいます。

また、 幅木を下にずらすので、 幅木を固定するための釘打ちが増えます。

壁の下地である石膏ボードは脆いですから、 厳密にいえば壁が弱くなります。


石膏ボードは建築基準法によって 使用が義務付けられていますが、 ネジが利かないほど脆いのです。

また、子供の力でも、 壁を殴ると穴が開くほどです。

つまり、手すりを設置する部分の壁下地をベニアにするのは、壁の下地材料である石膏ボードが脆いためです。

よって、穴をたくさん開けることになるのは あまり感心しません。


さて、 上記の説明では納得いかない読者もいるでしょう。

ですから、換言しますと・・・

フロアと幅木にスキマがあっても なんら不都合はないので大した問題ではありません。

せいぜい、スキマにホコリが入るのが 気分的に嫌、という程度でしょう。

手抜きだとか雑だとかいうことではないので 気にしないでください。

どうしても気になるなら ・・・

「同系色のボンドコークでコーキングしてスキマを埋める」が、現実的な処置だと思います。 2009年2月11日

フローリング床の鳴き <
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